塾の新人講師研修マニュアル|初日から1か月の項目とAIでの作り方

塾の新人講師研修マニュアル|初日から1か月の項目とAIでの作り方

塾で大学生アルバイトの新人講師に渡す研修マニュアルは、「出勤から退勤までの手順」「授業と報告の型」「安全・個人情報の決まり」をまとめ、初日・1週目・1か月目に行動を確認するチェック表と組み合わせて作ります。生成AIには教室の決まりと先輩講師の説明を整理させ、指導方針や禁止事項は教室長が直します。生徒の氏名・成績は入力しません。

この記事で分かること

  • 新人講師に渡す項目表と、初日から1か月目までの研修チェック表を用意できます。
  • 教室のルールと口頭説明から、AIにマニュアルの一次案を作らせる依頼文を使えます。
  • 授業の教え方、安全、労務、保護者対応を、誰が確認するか決められます。
田島 一樹

監修者
株式会社AI-LEAP 代表取締役
田島 一樹

雑貨ブランド(D2C)と陶磁器メーカーの開発・集客を支援|大手人材サービス企業のエンジニア向けAI研修を担当

顧客管理などの業務アプリを、初回の打ち合わせから動く画面で設計し、現場の使い方に合わせて仕上げる進め方が強み。Instagram・公式LINEの運用を売上データとつなぐ集客支援も行う。自社の顧客管理・日程調整の仕組みもAIで内製し、毎日使っている。

学習塾・個別指導塾の新人研修でAIを使いたい方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 新人講師への説明が先輩ごとに違い、授業準備や報告の手順をそろえられない
  • 初日から何を教え、いつ実演で確認するかを教室で使える表にまとめたい
  • 教室の決まりからAIで下書きを作りたいが、生徒情報の扱いや確認点に迷う
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目次

塾の新人講師研修マニュアルには、授業前後の仕事と相談先まで入れる

新人に「授業を見て覚えて」と伝えるだけでは、引継ぎの読み方や授業後の報告先まで伝わらないことがあります。厚生労働省の職業情報では、学習塾教師の仕事として授業準備、出席・成績の記録、学習状況の評価と記録なども挙げられています。マニュアルも授業中だけで完結させず、教室で担当する仕事の流れに沿って作りましょう。

次の項目表と日程は、自塾用に書き換えるためのテンプレートです。指導形態、勤務日、担当業務に合わせて教室長が調整してください。各項目に「使う帳票・保存先」「確認する人」を添えると、新人が作業に移れます。

塾講師の研修内容 マニュアルに書くこと 教室で埋める欄
1日の流れ 勤怠記録、引継ぎ確認、準備、出欠、授業、報告、片付け、退勤 記録方法/作業場所/報告先
授業の型 目標、前回・宿題の確認、説明、演習、理解確認、次回課題 指導方針/教材/見学担当
報告の仕方 実施範囲、できた点、つまずき、宿題、次回への引継ぎ 授業報告書/提出先/確認時点
生徒・保護者との距離感 指定の連絡手段、私的SNS、撮影、身体接触、密室化への対応 禁止事項/相談先/端末保管場所
個人情報の扱い 閲覧範囲、保存、印刷物の回収、持出し、誤送信時の報告 指定保存先/管理担当/AI入力の決まり
してはいけないこと 独断の料金・返金説明、無断持出し、未確認のAI回答の採用 教室長への引継ぎ方法
困ったときの動き 事故、体調不良、不審者、帰宅時の異変の連絡 緊急連絡先/不在時の代替連絡先

全国学習塾協会の安全確保ガイドラインは、新規採用者への研修に加え、教務・業務研修とは別の安全研修を示しています。授業の進め方と安全上の行動は、別々に確認する構成にします。

仕事の手順・時期別の確認・AI案の承認という3つの要点
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塾・習い事教室で困りごとが出やすい4つの場面のマニュアルを、[ ]を埋めればそのまま講師に渡せる形にまとめました。生成AIで埋める依頼文とWord版つき。

  • 電話対応(聞き取りメモ・用件別のトーク例)とクレーム一次対応(受付の型・記録票)
  • 新人講師の研修マニュアルと初日〜1か月のチェック表、生徒ごとの引き継ぎシート
  • 生成AIでひな形を埋める依頼文4つと、講師が守る最小限のルール

教室の決まりを集め、マニュアル・授業報告・研修チェック表を作る

マニュアル・授業報告・チェック表・応答練習を作る4つの方法

以下は実績紹介ではなく、教室で使うためのテンプレートです。AIへの依頼文も自塾の決まりに合わせて編集してください。先に原本を保管し、個人情報を除いた作業用のコピーを用意します。

作る仕事 できあがるもの 人が確認する点
1.決まりと口頭説明の整理 新人用マニュアルの一次案 指導方針、禁止事項、資料間の食い違い
2.授業と報告の型の整理 授業手順と空の報告様式 自塾の授業形式、観察事実と推測の区別
3.研修の到達確認 初日・1週目・1か月目のチェック表 実演内容、確認者、再確認の予定
4.迷う場面の応答練習 相談・引継ぎの練習文 安全、連絡経路、契約に関する表現

※効果は事業者により異なり、成果を保証するものではありません。

1.教室の決まりと先輩講師の口頭説明から一次案を作る

先輩ごとに説明が違う場面では、確定済みの教室ルールと口頭説明を分けて集めます。「普段はこうしている」という話と、教室長が認めた手順を混ぜないためです。時間割は個人名を含む実表ではなく、授業枠と作業の順序だけを示します。

録音する場合は、説明する本人に目的と利用範囲を伝え、生徒の実名や成績を話さない題材にします。書き起こしは、音声を文字にしたものです。聞き間違い、氏名、連絡先、家庭事情を人が確認・除去してから渡してください。録音サービスへ音声を送る段階のデータの扱いも先に確認します。

✎ AIへの依頼文
【マニュアル一次案の依頼文テンプレート】
学習塾の新人講師が読む研修マニュアルの一次案を作ってください。
入力:教室ルール、授業方針、禁止事項、先輩の説明メモ、空の帳票。
章:1日の流れ/授業の型/報告/距離感/個人情報/禁止事項/相談先。
各項目を「いつ・何をする・記録先・相談先」で整理してください。
根拠にした資料名を付け、決まりと口頭説明の食い違いを別表にしてください。
元データを変えないでください。不足や矛盾は推測せず「要確認」にしてください。
送信・公開・登録はしないでください。
生徒の氏名・成績・対応表は渡しません。資料にないルールは作らないでください。

できあがるもの
新人向けの章立てと手順案、教室長が埋める「要確認」の一覧です。冒頭に版番号、改訂日、承認者、対象教室の欄を付けます。

注意点
読みやすく整った文章でも、教室の方針と一致するとは限りません。特に禁止事項を柔らかく言い換えて条件を変えていないか確認します。番号に置き換えただけで安全が確定するわけではありません。

2.個別指導の講師マニュアルは、授業の型と報告を一組にする

初めて個別指導を担当する新人には、説明の順番だけでなく、授業中に何を見て、授業後に何を残すかを示します。以下は授業・報告用のテンプレートです。教室の指導方針に合わせて修正し、練習には生徒情報を含まない題材を使います。

✎ AIへの依頼文
【授業の型・報告様式テンプレート】
授業前:引継ぎと教材を確認し、今日の目標を整理する。
導入:目標を共有し、前回の内容と宿題を確認する。
説明:教室の方針に沿って説明し、生徒が取り組む演習を示す。
演習:解く様子を見て、どこで止まったかを確認する。
理解確認:生徒に考え方を説明してもらい、次回課題を決める。
授業後:指定の報告書に記録し、判断に迷う点を引き継ぐ。

報告欄
教材・実施範囲:[記入]
確認できたこと:[実際の発言や解き方を記入]
つまずき・追加確認が必要な点:[記入]
宿題・次回課題:[記入]
次の担当講師への引継ぎ:[記入]
教室長への確認依頼:[記入]

AIで自塾の様式へ整えるときは、次の依頼文を使います。

✎ AIへの依頼文
【授業・報告様式を整える依頼文テンプレート】
提供した授業方針と空の報告書から、授業手順と報告欄の説明を作ってください。
観察した事実と講師の推測を分けて書ける様式にしてください。
元データを変えないでください。不足は推測せず「要確認」にしてください。
送信・公開・登録はしないでください。
生徒の氏名・成績は使わず、記入欄は空欄のままにしてください。

できあがるもの
見学時に手元で追える授業手順と、授業後の空の報告様式です。報告は「できた・できなかった」だけでなく、その判断につながった様子を残せる形にします。

注意点
実際の授業報告は、教室が指定した環境で記入します。このAI作業には実際の生徒記録を使いません。報告書を作る練習と、保護者へ送る許可も分けてください。

3.初日・1週目・1か月目のチェック表で、説明と実演を確認する

塾のアルバイト講師教育では、マニュアルを渡した記録に加え、本人がどう動けるかを確認します。次の表は研修チェック表のテンプレートです。記録欄を埋め、再確認が必要な項目は次回の確認日を決めて使ってください。

時期 新人講師の確認項目 確認の方法 実施・再確認の記録
初日 勤務条件の説明を受け、授業前後の作業時間を記録できる 勤怠の記録操作を実演する 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
初日 私的連絡、撮影等の禁止と緊急連絡先を説明できる 生徒から連絡先を聞かれた場面で答える 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
初日 閲覧範囲と保存先を確認し、生徒情報をAIに入れないと説明できる 個人情報のない練習用帳票で操作する 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
1週目 先輩の授業を見学し、自塾の型で模擬授業ができる 教室長・先輩が観察し、修正点を伝える 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
1週目 授業報告を作り、保護者の料金質問を引き継げる 練習用の場面で報告と応答を実演する 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
1か月目 準備から報告まで実行し、迷った点を相談できる 授業観察と面談で確認する 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
1か月目 安全・個人情報のルールを再説明できる 未達項目を再実演し、補講予定を記録する 実施日:[ ]/確認者:[ ]/判定:[ ]/再確認事項:[ ]/次回確認日:[ ]
✎ AIへの依頼文
【研修チェック表の依頼文テンプレート】
承認前のマニュアル案から、初日・1週目・1か月目のチェック表を作ってください。
「読む」だけでなく、説明・操作・模擬授業で確認する行動を書いてください。
列は時期、行動、確認方法、実施日、確認者、判定、再確認事項、次回確認日。
日付と判定は空欄にし、独り立ちの可否は決めないでください。
元データを変えないでください。不足は推測せず「要確認」にしてください。
送信・公開・登録はしないでください。
生徒の氏名・成績を使わず、元の章・項目との対応を付けてください。

できあがるもの
マニュアルのどの項目を、いつ、どう確認するかが対応した表です。判定欄は「実演済み/再確認/未実施」など、教室内で意味をそろえます。

注意点
欠勤などで受けられなかった研修は、未実施として次の予定を決めます。模擬授業で直した点は、実際の授業でも教室長や先輩が確認してください。

4.保護者や生徒への応答は、相談先まで声に出して練習する

「適切な距離感」「困ったら相談」だけでは、返答が決まりません。生徒にSNSを聞かれたとき、保護者に返金を求められたときなど、場面ごとに練習します。以下は応答のテンプレートです。

✎ AIへの依頼文
【応答練習の文例テンプレート】
生徒から私的な連絡先を聞かれたとき:
「連絡は教室で決めた方法を使います。必要なことは教室で確認しましょう。」
保護者から料金・返金について質問されたとき:
「私から金額や条件をお約束せず、教室長へ引き継ぎます。」
教室長への引継ぎ:
「質問の内容は[ ]です。私が伝えた内容は[ ]です。回答をお願いします。」
✎ AIへの依頼文
【応答練習を作る依頼文テンプレート】
教室の禁止事項と連絡ルールだけを根拠に、応答練習を作ってください。
場面、講師の返答、相談先、練習後の確認点を並べてください。
元データを変えないでください。不足は推測せず「要確認」にしてください。
送信・公開・登録はしないでください。
生徒の氏名・成績は使わず、契約条件や緊急時の手順を新しく作らないでください。

できあがるもの
新人と先輩が役を交代して練習できる短い応答集です。教室長が不在なら誰に引き継ぐかも、承認済みの連絡表から補います。

注意点
体調不良や事故は、通常の授業報告と別の緊急連絡手順で扱います。安全のために取る行動と連絡先は、人が確認した教室の手順を教えてください。

小さく始める4ステップ:まず初日の説明だけを試す

小さく始める4ステップ
STEP
材料を絞る

初日の説明に使う教室ルール、禁止事項、空の帳票を集めます。録音や書き起こしも含め、個人情報を人が除きます。

STEP
一次案を作る

利用を認めたAIへ依頼文を渡します。原本を残し、出力は承認前の案として別に保存します。

STEP
教室長が直す

元資料と照合し、指導方針、禁止事項、勤怠、相談先を確認します。「要確認」を解消した版を試用します。

STEP
新人と試して更新する

初日の説明と操作に使い、迷った箇所を直します。版番号・改訂日・承認者を付け、旧版と区別して配布します。

試した後は、AIの出力時間だけでなく、入力準備、教室長の修正、新人への追加説明も記録します。修正が多い章は、先に教室の決まりを具体化してから作り直しましょう。

AI-LEAPの無料相談でできること

相談でわかること
・御社の(学習塾・個別指導塾の新人研修)で、最初に自動化すべき業務
・ChatGPTやClaudeなど既存のAIで足りるか、専用の仕組みが要るか
・かかる期間と費用の目安

相談の進め方
・オンライン30分・無料
・当社で実際に動いている画面をお見せします
・秘密保持契約(NDA)にも対応します

無料相談のご案内。御社の業務のどこにAIを入れれば数字が動くかを30分で整理します

生成AIは、利用枠と教室で管理できる契約条件で選ぶ

短いルールを文章に整える用途から選びます。ChatGPT、Claude、Gemini、Microsoft Copilotを比べるときも、文章の印象だけで決めず、使うプランとデータの扱いをそろえて確認してください。下表は2026年10月21日に確認した公式情報に基づきます。

ツール 資料整理に関わる機能・利用枠 個人向けの学習利用 組織向けの学習利用
ChatGPT Plusはファイル添付・分析等に対応。利用上限は変動 モデル改善設定をオフにすると、その後の会話を学習に使わない Businessは既定で業務データを学習に使わない
Claude Projectsで会話・資料を整理。利用量はモデルや文章の長さ等で変化 モデル改善の許可設定がある。安全審査やフィードバック等は別条件 Teamは既定で内容を学習に使わない
Gemini Google AI Proは無料より多い利用枠。Workspace Business StandardはDocs等のAI機能を含む アクティビティ保存オフ後は、フィードバック送信等を除き学習に使わない Workspaceは許可なくドメイン外の生成AI学習に利用しない
Microsoft Copilot Microsoft 365 PersonalはWord等で利用でき、無料より高い利用枠 個人版は会話学習の停止設定がある。個人向け365アプリ内は会話を学習に使わない 組織版は指示文・応答・Graphデータを基盤モデル学習に使わない

Microsoft Copilotの組織向けでも、Web検索や外部の処理機能には別の条件があります。使用する機能まで含めて確認します。

無料で試す場面:個人情報を含まない短い教室ルールを貼り付け、見出しやチェック項目に整理する試用です。必要な作業が利用枠内で終わり、教室が認めるデータ条件を満たすなら、その範囲で試せます。

有料を検討する場面:利用中のプランでは必要な利用枠が足りない場合や、WordやDocs内のAI機能を使いたい場合です。必要な機能が対象プランに含まれるかを確認します。組織向けの契約条件を必要とする場合は、個人向け有料プランと分けて検討します。契約を変更するか、作業を分けるかは、利用条件と費用を確認して人が決めます。

学習への利用停止と、保存されないことは別です。例えば個人版Geminiは、アクティビティ保存をオフにしてもチャットが72時間保持されます。製品名だけで判断せず、契約、設定、共有先を確認してから使ってください。

電話対応・クレーム一次対応・新人講師研修・引き継ぎ書のマニュアルを、そのまま講師に渡せる形にまとめた無料資料(Word版つき)もお使いください。

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個人情報・元データ・教材の利用条件を5つ確認する

安全に使うための5つの確認

1.生徒の氏名・成績を入力材料から外す

この作り方では、生徒の氏名・成績をAIに渡しません。学校名、学年、日時、家庭事情の組合せから本人が分かる情報も除きます。個人情報保護委員会の通則編は、他の情報と容易に照合して個人を識別できる情報も個人情報に含めています。番号と氏名の対応表も渡さない運用にします。

2.契約と入力目的を確認する

個人情報保護委員会は、個人情報を含む入力について利用目的に必要な範囲か、機械学習に利用されないか等の確認を求めています。教室で使うアカウント、入力可能な情報、保存先、削除時期を決めます。個人情報の扱いと法令への対応は人が確認します。

3.原本を保管し、案と承認版を分ける

教室ルールの原本、AIへ渡すコピー、出力された案、承認版を区別します。資料名と改訂日を残し、口頭説明との食い違いを教室長が確認してください。原本を変えないという依頼文に加え、作業対象と保存先も人が管理します。

4.教材の著作権と録音の利用範囲を確認する

教材や他社のマニュアルを入力候補にするときは、著作権や利用許諾を人が確認します。まず自塾で用意したルールと空の帳票を材料にし、入力する範囲を絞りましょう。録音についても、目的、利用する人、保存先を決め、文字に直した後だけでなく音声の段階から管理します。

5.配布先と、誤送信・紛失時の連絡先を決める

アルバイト講師も個人データを扱う従業者として監督の対象です。指定の閲覧範囲、私用端末への保存・撮影の禁止、印刷物の回収を研修に入れます。誤送信や紛失に気付いたら教室長へ速やかに報告する手順を教え、対外報告の要否は責任者が確認します。

ここまでの内容を、そのまま書き換えて使える形にまとめた資料があります。「塾・教室の運営マニュアル ひな形集」(無料・PDF)をダウンロード →

指導方針・禁止事項・独り立ちの判断は教室長に残す

AIに任せる仕事と、人が決めること

AIに任せる範囲は、説明の整理、空の様式作成、確認項目の抜き出し、表現の統一です。教室のルールを確定する仕事は人に残します。読みやすさと内容の妥当性は分けて確認してください。

  • 指導方針と独り立ち:教室長が授業や報告を見て、担当できる業務と追加練習を決めます。安全上の行動も確認します。
  • 禁止事項と緊急対応:全国学習塾協会のガイドラインを参考に、私的連絡、撮影、身体接触、密室化等のルールを具体化します。例外への対応も新人の独断に委ねません。
  • 労働時間と賃金:労働条件の説明と研修マニュアルを分け、準備・片付け・報告・指示した研修の実態を確認します。勤務時間と支払額は人が確認します。
  • 保護者説明と配布:料金、返金、解約条件や成果に関する表現を確認します。契約・表示・安全・個人情報に関わる内容の確定と、文書の送信・公開は人が行います。

厚生労働省は、指示された準備や片付けにも賃金が必要と説明しています。研修が使用者の指揮命令下にある場合も労働時間として扱います。新人には授業コマ以外の作業の記録方法も伝え、研修中の労働条件を確認してください。

消費者庁は、対象となる学習塾の契約を特定継続的役務提供として案内しています。これは一定の期間にわたり提供するサービスの契約に関する規制です。自塾の契約への適用は人が確認し、新人は料金等を独断で約束せず、質問内容を記録して引き継ぐ運用にします。

AI-LEAP 無料診断

読み終えたら、自社の状態を3分で確かめる

この記事の内容を自社に当てはめると、どこから始めるのがよさそうか。10問に答えると、その場で診断結果が出ます。

塾の新人講師研修マニュアルで迷いやすい5つの質問

塾講師の研修内容は、初日にどこまで教えればよいですか?

初日は勤怠の記録、安全上の禁止事項、個人情報の扱い、困ったときの連絡先を優先する構成を提案します。説明後は本人の操作や口頭説明で確認し、授業の型は見学・模擬授業につなげます。

個別指導の講師マニュアルは、集団指導と共通で使えますか?

勤怠や安全、個人情報の決まりは共通部分として整理できます。授業の進め方、演習中の観察、報告の書き方は指導形態に合わせて分け、担当する授業で実演して確認してください。

塾講師マニュアルのテンプレートは、そのまま新人に渡せますか?

自塾の連絡先、記録先、指導方針、禁止事項を埋め、教室長が承認してから渡します。AIの案に残る「要確認」を解消し、版番号と改訂日を付けて旧版と区別してください。

先輩講師の説明を録音して、そのままAIに渡してもよいですか?

先に録音の目的と利用範囲を本人へ説明し、サービスのデータの扱いを確認します。生徒の氏名・成績を含まない説明を記録し、書き起こしの誤りや個人を特定できる情報を人が除いてから渡してください。

1か月目のチェックが終われば、一人で授業を任せてよいですか?

教室長が授業、報告、安全上の行動、相談の仕方を確認して判断します。未達項目には再練習と次回確認日を設定し、担当できる業務を個別に決めてください。

最初の一歩は、初日の説明と確認項目を一緒に作ること

まずは勤怠、安全、個人情報、相談先について、初日に伝える決まりを集めましょう。個人情報を除いた説明メモからAIに一次案を作らせ、教室長が修正します。その版を使って新人に説明と操作をしてもらい、迷った箇所を直してから対象を広げてください。

※効果は事業者により異なり、成果を保証するものではありません。

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参考資料


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この記事を書いた人

株式会社AI-LEAP 代表取締役/AI開発とマーケティングで「売れ続ける仕組み」をつくる

新卒で出版取次大手の株式会社トーハンに入社し、出版社と全国の書店をつなぐ流通の現場を経験。「いい本でも、届け方ひとつで売れ行きが変わる」ことを肌で知る。独立後はフリーランスとして、改良メダカのオンライン販売を自ら立ち上げ、商品の撮影・販売ページ・発送・リピートづくりまでを一人で回した。並行して学生向けにWordPressのサイト制作講座を開き、「やり方を渡して、自分で回せるようにする」教え方を磨く。

その後はEdTech(教育×IT)領域のSaaS企業2社に、いずれも事業の立ち上げ初期から参画。幼児向け学習SaaSの企業ではカスタマーサクセスとして3年間、導入から活用の定着までを支える体制をゼロからつくり上げた。続いて、学校の先生の校務を支援するSaaSの企業でも、立ち上げ期のカスタマーサクセスとして支援の土台を構築。新規事業の最前線で「お客様が使い続け、成果を出せる仕組み」を設計してきた。

2026年、AI-LEAPを立ち上げ、AIを使った開発と集客で「いい商品を持つ会社が売れ続ける仕組み」づくりに取り組む。導入して終わりにせず、数字が動くところまで伴走する進め方は、この2社での経験が土台になっている。

自ら運営するD2C向けWeb集客メディアを30体以上のAIエージェントで4年間運用し、生活雑貨ブランドへの送客成果を21.7倍(2024年の月平均比)に拡大|外資系大手人材サービス企業で、エンジニア向けAI開発研修を企画から一社で担当|雑貨ブランドのInstagram・公式LINE運用、陶磁器メーカーの顧客管理アプリ開発など、食器・陶磁器・漆器・雑貨のものづくり企業を中心に支援

目次